ことわざ

「吠える犬は噛まない」とは?意味・由来などを解説

sabotennote

今回は、ドイツのことわざ「吠える犬は噛まない」を紹介します。

みなさんは、突然喧嘩をふっかけられたけど、実際には何もしなかった…なんて経験はありませんか?

実は、これを表すピッタリのことわざがドイツにあります。それが、「吠える犬は噛まない」 です。

今回は、このことわざの意味や由来、日本の似たことわざとの違いについて、わかりやすく解説していきます!

内容のポイント

意味 威勢よく吠える人ほど、実際には行動しない

由来 犬の行動から生まれたことわざ

日本の表現と比較 「能ある鷹は爪を隠す」「口ばかりの人に実行なし」

意味

このことわざは、「大声で威嚇したり怒鳴ったりする人ほど、実際には行動に移さない」という意味を持っています。

例えば、会社の上司が「お前なんかクビだ!」と怒鳴っても、実際には解雇しないことがありますよね。

また、喧嘩をふっかけるような人がいても、実際には手を出さないことが多いものです。

このように、強い言葉や態度で威嚇する人ほど、本当に危険ではないことが多い というのが、このことわざの考え方です。

由来

このことわざは、実際の犬の行動から生まれました。

一般的に、よく吠える犬は警戒心が強く、自分を大きく見せようとしているだけで、いざとなると噛みつくことは少ないのです。

逆に、本当に攻撃的な犬は、無駄に吠えずに静かに近づき、一気に噛みつくことが多いと言われています。

また、ドイツ文化では理論的な議論が重視される一方で、感情的に大声を出すことはあまり好まれません。

そのため、「よく怒鳴る人ほど実は大したことがない」という考え方は、ドイツ人の合理的な価値観にも合っているのかもしれません。

日本の表現と比較

日本にも、これと似た意味を持つことわざがあります。

例えば、「能ある鷹は爪を隠す」

これは、実力のある人ほど自分の力を誇示せず、静かにしているという意味です。

「吠える犬は噛まない」とは逆の視点ですが、結局のところ、本当に強い者は騒がず、目立たないという共通点があります。

また、「口ばかりの人に実行なし」(一般的な言い回し)という表現もあります。

「口では大きなことを言っても、実際には何もしない人が多い」という意味で、まさに「吠える犬は噛まない」と同じ考え方ですね。

ただし、日本では「静かで落ち着いた態度」が美徳とされることが多いため、「吠える人ほど強くない」と考えるよりも、「静かな人ほど実力がある」と評価する傾向があります。

この点が、日本とドイツの考え方の違いかもしれませんね。

まとめ

今回は、ドイツのことわざ「吠える犬は噛まない」 を紹介しました。

みなさんの周りにも、「よく怒鳴るけど実際には優しい人」や、「大きなことを言うけど行動しない人」がいませんか?

このことわざを思い出せば、相手の本質を見抜くヒントになるかもしれませんね。

それでは、また次回のことわざ解説でお会いしましょう!

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