海に囲まれた国の強さとは?シーパワー国家を徹底解説!


先生!なんで昔の日本って外国から攻められにくかったんだろう?欧米から植民地化されなかった数少ない国の一つでもあるよね?

実は、日本が守られてきた理由には”海”が大きく関係しているんだ。

海!?ただの水でしょ?

そう思うかもしれないが、実は海には国を守るための”秘密兵器”が隠されているんだよ。今日は海に囲まれた国の強さについて解説していこう。

なぜ海が守りになるのか?

海が国を守るっていうのは、昔から世界中の国でよくある話なんだ。理由はいくつかあるが、”自然の壁”としての役割が一番大きいな。

自然の壁?どういうこと?

例えば、敵が日本に攻めてくるとしよう。陸続きなら、馬や歩兵で一気に攻め込める。でも、日本みたいに海に囲まれていると船を使わないと攻められない。


船だと何が大変なの?

まず、船を用意するのに時間とお金がかかる。それに、海は簡単に越えられないんだ。嵐や潮の流れ、そして広い距離が障害になるからな。

なるほど、、敵にとって結構ハードルが高いんだね。

その通りだ。実際、日本も鎌倉時代に元(モンゴル帝国)からせめられたとき、海上の台風がその大軍を阻んだんだ。

歴史で聞いたことある!海って自然の壁として日本を守ってきたんだね。
シーパワー国家の強さ

さっき、海が国を守る”自然の壁”になるって話をしたな。でも、海の力はそれだけじゃない。海を活用することで国をさらに強くする方法があるんだ。

海を使って国を豊かにする貿易力と国を守り攻める軍事力を手に入れてきた国のことを”シーパワー国家”という。主に海に囲まれている国、例えば、日本やイギリス、アメリカなどの国のことだ。

貿易で国を豊かにする力

まず、貿易だな。海を使うと大量の物資を効率よく運ぶことができる。陸路だと少しずつしか運べないが、海なら一度にたくさんの物を遠くまで運べるんだ。


そういえば、陸路のシルクロードって道が長くて大変そうだったよね。船ならもっと楽に貿易できそう!

その通りだ。19世紀ごろ、イギリスは海を使って世界中から物資を集め、さらに自分たちが作った商品を輸出して莫大な富を得た。だから”世界の工場”と呼ばれたんだ。

海があると、国をお金持ちにする道にもなるんだね!

そうだ。それに貿易はただの物の交換じゃない。文化や技術もほかの国から取り入れられるから、国の発展にもつながる。
軍事で国を守り、影響力を広げる力

次に軍事だ。海を制する国は、広い範囲で軍隊を動かせるようになる。たとえば、敵の補給路を断つ海上封鎖ができる。

でも、陸上だけでも戦えるんじゃないの?

もちろん陸も重要だが、海を制する国は、相手に直接攻め込まれにくい上に、戦いの主導権を握りやすいんだ。

例えば、イギリスはナポレオン戦争のとき、フランスを海上封鎖して物資を運べないようにした。これがフランスにとって大きな打撃となったんだ。


へぇ、陸の戦いだけじゃなくて、海からでも大きなダメージを与えられるんだね!
歴史が証明するシーパワー国家の強さ

歴史を振り返ると、海を制した国が貿易や軍事をリードした時代があったことがわかる。

例えばどこ?

イギリスだな。18世紀から19世紀にかけて、イギリスは”七つの海を支配する国”と言われた。強力な海軍を持ち、貿易で富を築き、植民地も広げたんだ。

へぇ、イギリスってそんなにすごかったんだ。

アメリカもそうだな。現代のアメリカは、世界最強の海軍を持っている。海軍が強いことで、どこでも影響力を発揮できるんだ。

じゃあ、日本もそういう国になれるのかな?

実は、日本も昔からシーパワー国家としての面を持っている。鎖国時代には海を閉ざしていた時期もあるが、明治時代には貿易と軍事でその力を発揮し始めたんだ。
まとめ

海ってすごい!攻めにくいだけじゃなくて、貿易や軍事でも役に立つんだね!

そうだな。海をうまく活用できるかどうかで、国の運命が大きく変わるんだ。

でも、日本はちゃんと活用できてるのかな?

そこがポイントだな。海があるだけじゃなく、それをどう使うかが大事なんだ。